01. ほうき星
02. 陽はまた昇る
03. ほうき星 -オリジナル・カラオケ-
04. 陽はまた昇る -オリジナル・カラオケ-

ヴォーカルグループ『AJI』デビュー10周年記念シングル！
『NHKみんなのうた』 2012年6月・7月のうたで「ほうき星」が放送決定！！

《ほうき星》
～七夕の夜、何を願いますか。～
この度、「ほうき星」でNHK"みんなのうた"に参加させていただくことになりましたVocal Group AJIです。
Vocal Group AJIは今年6月19日でデビュー10周年を迎えます。
この「ほうき星」がまた新たなスタートになることを大変うれしく思います。
みなさんは七夕に何を願いますか？
7月7日七夕の夜、雨が降ると天の川の水かさが増し、織姫と彦星は会うことができません。
天の川を旅するほうき星に「どうか川を渡らせてください」と二人もお願いしているに違いありません。
そんな、織姫と彦星の物語を和のメロディーに乗せました。
コーラスをふんだんに散りばめ、僕たちAJIらしさがギュッと凝縮された曲に仕上がりました。
古より夜空に輝く天体に人々は様々な思いを重ね合わせ、たくさんの物語、伝説を作り出してきました。
世の中はどんどんハイテクになり、一晩中眠らない都会では夜空に星座を見つけるのも困難です。
でも、七夕の夜、どうか晴れますように。織姫と彦星が会えますように。
そんな願いとともに空を見上げ、大切な人に思いを馳せるのもいいのではないでしょうか。
"みんなのうた"という文字の通り「ほうき星」がたくさんのみなさまの心に届き、自然と口ずさんでもらえる曲になることを願っております。
どうぞよろしくお願いします。　

《陽はまた昇る》
「大震災を経験した今の日本に、現代版『上を向いて歩こう』を届けたい。」
そんな言葉とともにプロデューサー佐藤善雄さんから手渡された、1枚の歌詞。
A4サイズに綴られた、静かな、しかし力強く慈しみに溢れた言葉たち。
空を見上げながら一歩一歩あゆむ坂道。
その先にはきっと、悲しみだけでなく、希望や喜びもまた必ずや見つけられるはず...。
まだまだ遠い復興への道のり、浮き彫りになる様々な矛盾、そして日々募る無力感や苛立ち。
そんな中にあって敢えて「陽はまた昇る」と歌い切るこの歌詞に、僕は心を動かされたのでした。
と同時に、「今の僕らならこの言葉を唄えるかもしれない、いや、唄うべき時なのかもしれない。」そんな気持ちがごくごく自然に湧き上がって来たことを覚えています。
今なら、この歌詞に込められた想いを僕らなりの音楽として昇華できるのではないか。仮にそれが根拠のない自信だとしても。真摯に語り掛けてくるその一言一句と向き合い、心を無にしてメロディーが降り注ぐのを待つ間、僕は、語弊を恐れずに 言えば、コンポーザーとして至福の時を過ごさせてもらった気がします。
そしてふと「陽はまた昇る」という言霊が頭の中で音符になった瞬間、なんとも表現し難い感動が身体の中を駆け抜けました。
いきおいアレンジに取り掛かり、楽器を弾き、AJIみんなで歌うところを想像してコーラスを入れ、、、
と順を踏んでデモを作って行く過程で確実に手応えは増して行く。
とうとう出来上がった音をスタジオで聴きながら、密かに武者震いのようなモノを感じました。
大震災から1年を経たこの年、AJIがデビューから10年を迎えるこの年、この曲を大切に唄わせて頂きます。
例え一度も会えなくても、この曲に込められた想いがたくさんの方々に届くことを祈って。
最後にこの場をお借りして、歌詞を下さったプロデューサー佐藤善雄さん、胸震わせる『口笛』を披露して下さった桑野信義さんにお礼を申し上げます。
改めまして、「陽はまた昇る」が皆様の心を静かに温められますように。

『ヴォーカルグループAJI リーダー 橘 哲夫』