FILE RECORDS

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RELEASE

FOOG

dots and spaces

2008年3月14日発売

Club, Tech House

FRCD-171

FILE RECORDS

税込定価 ¥2,625

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TRACK LIST

01.slapped
02.wormhole
03.solar cycles
04.declination
05.quantum dots
06.nowhere
07.strange weather
08.a thought

作品紹介

 FOOGサウンドの根幹にある"学術性と野蛮さ"が、そのオリジナルなバランスを保ちながらそれぞれの強度を200%以上もアップされた事を、リードトラック「slapped」をスタートさせた瞬間からリスナーは体感する事になる。身体の芯迄揺らすキックに、不良性溢れるベース・グルーヴ。クラップ弾けるアーリー・ハウス的なアクロバティッヴなビートコンビネーション、脳内麻薬が溢れ出す様なシンセ/エフェクトの強烈なリフレイン。"このタフな旅について来られるか?"と言わんばかりに、タイトル通り先制パンチ的な"旅へのチケット"を叩き付けられる。
 FOOGのガイドする"サウンド・ジャーニー"には媚びる事等微塵も無く、続いては"ブラックホールとホワイトホールをつなぐ空間"=「wormhole」へと引き連れていく。心地よいリフレインを浮遊させながら、リズム・ビルドアップから"無"から"動"へと加速させていき、増幅するグルーヴが"灼熱"の世界へと向かう。
 力強いキック・グルーヴを軸に切れ味抜群のスネアを打ち鳴らしたビートに、ギャラクティックなシンセレイヤーのリフレインを鮮やかに広げていく「solar cycles」には、太陽の眩い光=エネルギーの変化をパワフルに描き出す限り無い高揚感が満ちあふれている。
 空間の中心から次なるトリップ先をサーチするが如く、マッド・ファンクなグルーヴを波打つ中、シンセ/エフェクトの粒子が煌めく様に浮かび上がっては消えていく「declination」、この旅は最深部へとじわじわと進んでいく。
 波打つキック・グルーヴに、立体的な動きを見せるハット、極限迄繊細な響きで音の粒子が飛び交う「quantum dots」は、極限迄研ぎすまされた野生のグルーヴと学術性がミニマルへと集約されたFOOGサウンドの最深部。
 マクロ/ミニマムも超越した世界へと辿り着いたサウンド・ジャーニー
は、その空間に漂うが如く、波打つベースラインが生み出すグルーヴに委ねながら、心地よいキーボード/シンセのリフレインが浮かびあがるメロー・コズミック・グルーヴが広がる「nowhere」へと続いていく。
 
 実在しない世界=「nowhere」の先にあるもの。FOOGはそこに、人間的なメランコリーと未知の美しさの存在を感じ、その象徴として「strange weather」を重ね合わせる。心の襞に優しく触れる様な包み込む様なシンセ/キーボードの広がりが、ジャズ的なリズム感覚をもったしなやかなグルーヴの上で展開。
 そして美しき音響世界が漂う「a thought」で、静寂の中にメッセージを込めてこの"旅"は終焉を迎える。

Out Of Control a.k.a Naoki Nishida (Jazzy Sport)