2009年1月23日発売
FRCD-189~190
税込定価 ¥1,300
CD 収録曲
01.遠い恋の物語
02.遠い恋の物語-オリジナル・カラオケ-
DVD 収録映像
01.遠い恋の物語
02.遠い恋の物語-カラオケヴァージョン-
CD+DVD 2枚組トールケース
『遠い恋の物語』について
冬の冷たい風にほほをなでられて、胸が切なくなるときがある。
毎日に追われ忘れていた思い出が、急によみがえる。
それはまるで、胸にしまっていた物語のページを、木枯らしがめくったかのように。
銀色の街。つないだ手の温もり。ぼくを呼ぶ声―。
今回、『遠い恋の物語』では初恋の思い出を描いた。
初恋は、雪のようにきれいであり、また、淡い。
でも淡いからこそ、初恋の思い出はいつまでも胸の中で輝いているのだと思う。
現代は孤独な時代だと言われているが、きっとだれにでも、
大切に想い合えた人、そして幸せを願ってくれている人がいると思う。
そんな人の顔を思い出してもらいながら、この歌を聴いてほしい。
そして、この歌でもう一つ伝えたいことがある。
それは、生きている限り、続きがあるということだ。
物語の続きは、白紙のページに自分の手でつづっていけばいい。
自分自身、もう会うことのない大切な人に、夢を叶えた姿を届けたいという思いが、力に変わる。
そしてその日まで、信じた道を歩いていくという決意をラストに歌った。
各地を訪れライブをする中で、幼い子供が真剣な眼差しで、手拍子しながら聴いてくれることが多い。
人間の素直な気持ちをそのまま歌詞に込めた自分の歌が、年齢問わず届いていることを実感する。
そんな自分らしい楽曲である『遠い恋の物語』は、子供言葉ではなく、ましてやラブソングだが、
この歌に込めたメッセージはきっと子供の心にも伝わるものだと思う。
是非、親子で聴いてもらえたら嬉しい。
幼い頃から聴いていた「みんなのうた」は、今でもそらで歌える。
大人になった今、「みんなのうた」を歌えることを、心から幸せに思う。