01.Too Hot
02.Spiral
03.ひまわり
04.ココロスベテ
　

20005年3月リリース「STRAIGHT,NO CHASER」以来、約1年4ヶ月ぶりとなるSOYSOULのニューシングルは、気温も心も"猛暑"をイメージさせるような夏らしいHotな作品。

タイトル曲の「Too Hot」はタイトなリズムにうねるベースと歪んだRockギター、スピード感あふれるデジタルシンセサイザー、斬新なアレンジのホーンセクション、絡み合う数々の型破りな怒濤の演奏の上をどこまでも自由に激しく駆け抜けるような歌とラップ。そして曲の途中で登場するDr.WONと楽器ソロの掛け合いや、スベテの人が踊りたくなってしまうようなエンディングの<サンバ>など、新旧様々な音楽のジャンル・要素を導入したこの曲は、自然に心と魂を揺らされてしまう。まさに熱く盛り上がるFUTURE FUNKな曲である。

M2の「Spiral」は、待ってました！と言わんばかりのSOYSOULならではの至極FUNKチューン。男女の恋愛ストーリーを会話形式でGrooveの上に乗せて綴り、ラッパ－K-WONが歌うサビに答えるZOOCOがクールに囁くというこの曲は、ツインボーカルとラッパ－が掛け合うスタイルを駆使した新しいアプローチ。グルーヴの波に溺れそうになるようなPhillip Wooのクラヴィネットとバンドリズムが絡み合い、Sly & The Family Stoneを彷佛させる演奏も魅力的である。

M3の「ひまわり」は、懐かしい過去のアルバムをめくっているような気持ちにさせる切ないバラード。フィルムを通して見えるような、そっと胸の奥にしまい込んでいた締め付けるような懐かしい「あの頃」を鮮やかに映し、導くようなK-WONのリリック。そんなラップと対照的にZOOCOとCaizeの歌声が、現在を前向きに一生懸命歩き出そうとしている気持ちを切々と歌いあげる。そんな3人が描き出す風景を優しく包み込むバンドの演奏も、じんわりと心に染み込んでゆく優しい音色に仕上がっている。　

M4の「ココロスベテ」は、どこまでも広がって行く青空を思い出させるような心地よい一曲。夏らしいレゲエFLAVAをスパイスに取り入れ、ジャンルという枠を自由自在に飛び越えてゆくSOYSOULらしいポップセンス溢れる新しい楽曲に仕上がっている。イントロの「何もかもが新しく生まれてくこの瞬間に伝えたいよココロすべて。」というZOOCOの言葉から始まるこの歌は、結成5年を迎えたSOYSOULとリスナーがこれから始まる新しい未来へ向かってみんなで一つになって歩んでいこう＝「Be the one」というメッセージソングとなっている。