01.New Reality
02.世界が終わる前に
03.Velvet Flower
04.Super Girl
05.Love Scene327
06.Stay With Me
07.Crystal Friend's
08.明日の扉
09.Super Disco@Rouge Rare Party
10.GO
11.Yell

『Reality of Life』今作は海外のミュージシャン、クリエーターとのコラボレーション、海外レコーディングを含む今作は、ZOOCOのこれまでのキャリアをより高いレベルで集約している１枚。今作のM2「世界が終わる前に」参加したプロデューサーのJames Poyser、さらに作詩には安岡優氏（ゴスペラーズ）、M6「Stay With Me」は作詞SAKURA氏、Duetで歌う男性Voには椎名純平氏が参加。さらにジャズピアニスト秋田慎治氏や、SOYSOULメンバー他、Soulive（ニールエバンス）等、海外組を含め、ジャンルや世代を超えたミュージシャンが参加した１枚。

【ライナーノーツ】
escalatorsで海外先行デビューし、その後ソロ、さらに、自ら信頼するつわものミュージシャン、クリエーターを集めて結成したSOYSOULで活動を続け、
また、ゴスペルのアルバムに参加する等の経歴を持つZOOCOが贈る最新作『Reality of Life』。

海外のミュージシャン、クリエーターとのコラボーレーション、海外レコーディングを含む今作は、ZOOCOのこれまでのキャリアをより高いレベルで集約する内容と言えるだろう。国内外の参加アーティスト、ミュージシャンも、皆、音楽観として、ZOOCOと何かしら共に分かち合うものを持つ者達であることが感じられる。

ZOOCOは自分が大きく触発されたソウルミュージックの本質を、ヒップホップの時代に合うリアルな形で伝えようとしてきた。
ネオ・ソウル、アコースティク・ソウル、ジャム・バンドなど海外で生まれたムーブメントも、それと共通の精神をもとにしたものだ。
今作に参加するプロデューサー・ミュージシャンのJames Poyser、あるいはSoulive （ニール・エバンスが参加 ）なども、まさに、その流れを先導してきた存在だ。さらにSOYSOULのメンバー他、海外組を含め、ジャンルや世代を超えたミュージシャンが参加。
コンテンポラリーなR&B、グルーヴィなファンク、ジャズのスタンダードを思わせる楽曲、ジャパニーズ・アーバン・ポップ・ソウル、飾りを排し真正面から伝えるバラード、というように、スタイル、曲調の面では多彩な内容に仕上がっている今作。そこに一貫して流れているのは、これまで培われてきた、ZOOCOのソウル＝うたの心。自身の活動、SOYSOUL、海外での基盤固め、ZOOCOはつねに自らの手で道を切り開いて来た。もちろんアルバムタイトルとなる人生の現実は、生易しいものではない事を充分知っている。
しかし、自ら道を切り開いてきたからこそ、現実に向き合い続けることで、目の前が開ける時が必ず来ることも知っている。

それこそが、イントロダクションでZOOCOが語りかける"New Reality"の始まりなのだと思う。
音楽の上では、新しい時代にルーツ・ミュージックのエッセンスが新しいエネルギーを得て生きていることも"New Reality"だ。まさに、人生の中で熟成された、世界を結ぶZOOCOのソウル＝うたの心が、きっと聴く者の心に響くだろう