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RELEASE

田中光 & MASAYA YONEYAMA

PROOF

2011年8月26日発売

JP,HIP HOP

HPJ-0009

HEAD PHONE JACK RECORD

税込定価 ¥

こちらの商品は販売のみしております。

TRACK LIST

01. INTRODUCTION feat.KINU
02. REBORN cuts by MASAYA YONEYAMA
03. 脈
04. 探求
05. NO TITLE
06. 余談
07. JAPANOLOGY cuts by MASAYA YONEYAMA
08. 迷走 cuts by MASAYA YONEYAMA
09. MIDNIGHT ROAD
10. WHITE HOLE
11. CAVE910
12. ELEMENT feat.難病BEAT声蔵 cuts by MASAYA YONEYAMA
13. 息吹き
14. STAY
15. HEADLIGHT
16. 流
17. END ROLL

作品紹介

ラッパーの田中光とDJのMASAYA YONEYAMAの1stアルバム。
流れる時間と人との間の思いについて語る田中光は、ラップとボーカルを行き来しながら体温ある言葉で映像を見せてくれる。MASAYA YONEYAMAが作るトラックは、ロウファイながらも有機質で体と心を同時に動かせてくれる。
約1時間に渡る2人の化学反応には90sHIPHOPの影響と人間誰しもが持つ感情が、叫びが垣間見える。それが芯である。
しかしながら固体から液体、液体から気体に変化するかのごとく自由な表現を駆使し実験性とバラエティに富んだ類を見ない仕上がりになっておりリスナーを選ばない。ルーツと新しさ、ストレートと多面性、そんな両極が自然と同居している。それが成り立つのはきっと真実が鳴っているからである。
17曲という曲数ながら余分さを一切感じさせない構成はヘタなMIX CDよりはるかに心地良い。
アルバムの肝でもあり山場ともなるエモーショナルさは友人に向けたM13や、音楽と出会った時の純粋な憧れを描いたM14、時の流れの儚さとこれから行く道への心境を描いたM16で強く感じる事が出来る。それは少しだけ寂しくも暖かく、どれも前向きである。
その山場に至るまでのM2やM8では確かなスキルと反骨精神、M10では歌心と漫画の中にいるような散文詩のセンスを感じる事ができる。いずれにしてもラップというアートフォームの奥深さと力強さを追求する姿勢が見える。
その全てを支えるトラックは、MASAYA YONEYAMAのポリシーである骨太さを持つ。 しかしながら繊細で、活動当初に作ったM4はメローながらくささを感じさせない。M7では彼の得意とするターンテーブリズムを駆使し作った楽曲となっており日本語を擦ったスクラッチはDJの声をダイレクトに聞ける。M11ではHIPHOPではあまり耳にしないサンプルをセレクトし、そのループの下で軽快なドラムシーケンスが走る。ダンスミュージックにも近い感覚を持ちトビを感じさせてくれる。
全編に渡り生音のサンプルを起用しているのだがM12では生ドラムとスクラッチ、そしてエフェクティブなラップで構成された実験的な楽曲になっている。今まで様々なジャンルの融合を謳うアーティストは数いたがここまで奇抜かつ足踏みを揃えた試みがあっただろうか。随所に醍醐味が散りばめられているのである。

PV