JET CITYに舞い降りた宇宙からの刺客、ROO- TIGER。圧倒的な破壊力のパンチラインで武装し、マヌケな声で不可解な下ネタをラフすぎるフローで連発するドン・フライな彼のラップスタイルは良識ある人間をトワイライトゾーンへといざなう。日本語ヒップホップをこよなく愛すが故に溢れ出る「コスプレへなちょこ]ギャングスタラップ」や「中学生向けメリケン憧れラップ」に対する痛烈な批判を、英語と同じくらいカタコトな日本語でカモフラージュする神業はまるでただのギャグにしか聞こえないほどである。2013年2月、宇宙待望の1stアルバム「真田虫非行ツアー」で地球をでっかいクエスチョンマークで覆い尽くす。