彼は、JUDY WEINSTEINと共に(FRANKIE KNUCKLESやSATOSHI TOMIIEらも所属)を設立する。若い頃から"天才DJ"の名を欲しいままにし、ダンス・フロアで踊るクラウドのツボを知り尽くしたDAVIDの才能は、音楽制作で見事花を開き、ラテン系特有のタフでアップリフティングなリズム・トラック、派手なボーカル・ブレイク・ダウン、ジャジーでファンキーなピアノのリフレイン、フィリー・ソウル直系の壮大で華麗なストリングス・ラインというDAVID MORALES独自のサウンド・プロダクション・スタイルを確立、80年代後半から今現在に至るまで一度足りとも失速することなく、数多くのリミックス作品やオリジナル作品を世界中のダンス・フロアに送り込んできた。自身のオリジナル作品ではなく、リミックス作品でダンス・シーンの次のトレンドをセットし、文字通り"キング・オブ・リミックス"としてシーンに君臨してきた。そしてDAVIDは、遂に1998年度のグラミー賞において念願の"Remixer Of The Year"を受賞する（彼は、1996年度のグラミー賞でMARIAH CAREYのアルバム『Fantasy』のプロデューサーとして"Best Producer"部門に、1997年度のグラミー賞では同じ"Remixer Of The Year"部門にノミネートされている）。 四半世紀以上もの長い間シーンの最前線で八面六臂の活躍を続け、NY DANCE MUSIC-HOUSE MUSICの歴史を作り、世界中のオーバーグラウンド／アンダーグランド・ダンス・ミュージック・シーンに多大な影響を与えてきたこの世紀のスーパースター・プロデューサー、そして世界一の売れっ子リミキサーDAVID MORALESは、殺人的とも言える超多忙なスケジュールの合間を縫ってラジオ・ショウ（毎週土曜日-WKTU[NY],毎週金曜日-GALAXY RADIO[UK]）を手掛け、またDJとしても世界中からオファーを受け、UKの[Ministry Of Sound]やイビザの[Pacha]、カナダの[Stereo]といった世界のトップ・クラスのマンモス・クラブで、新旧のNYサウンドをバランスよく織り交ぜた、アッパーで、カッティング・エッジなDJプレイを披露し、サウンドの布教活動を熱心に続けている。 現在は、今年の夏にリリースされる予定の新プロジェクトに専念しているが、このアルバムは、アメリカやUKの新しいアーティストとのコラボレーションで、従来のDAVID MORALESのスタイルと新しいサウンドの融合には、今から大きな期待が寄せられている。の15周年ツアーも準備中で、DAVID MORALESの今後の動きからますます目が離せない。